5月8日に大阪へ戻りました。
そこからホームページもブログも何も更新してなくてごめんなさいm(_ _)m
一ヶ月も中国にいると日本語も変になりました^^;(話す相手がいないからです)
それと昆明のスローライフがまだ忘れられずなかなかやる気が出ません。
今日は袖が短めの平連袖旗袍の着用したイメージを撮影しました。
昆明へ帰る前に三着の旗袍を仕上げました、綿麻素材で裏地なし、これからの季節にぴったりです。
110cm幅の生地をそのまま使用して、袖は短めですが、ノースリーブまではいかず、フレンチスリーブに近いです。
平連袖旗袍はトルソーに着せてもイメージが伝わりませんので、私は自分で着用して写真を撮りました。
カメラマンはいませんので、三脚を使って自宅で撮りました、肩と袖あたりの皺具合を分かっていただければと思います。
今回はバストダーツとウエストダーツを入れました、今の女性はブラジャーを付けますので、ダーツを入れた方がより立体的に見えます。
昔の旗袍はダーツがありません、当時の女性はガッチリした下着は付けません。
白黒写真は30年代の女性の旗袍姿です、とても自然で品があって綺麗です。
本日は二着のみ撮影しました、いずれ三着ともホームページで販売する予定です、写真と説明文を整理したらUPさせていただきます。
コメント
とても素敵です。(それに美人さん)
旗袍は素晴らしいと思うのですが、いかんせんよく眼にする物は、まるで水商売かコスプレの延長でとても着られません。映画などの民国期のドレスに憧れていました。モダンで、もう少し若ければ挑戦するのに、と。
ところで上下セパレートになっているものは何と言うのでしょうか?知り合いの台湾の方に聞くと小凤仙(襟の高いもの)だと仰いました。
当時の女学生が着ているような、ブラウスとセットで、生地も地味目にしたら、ひょっとして今の私でも、街着に出来るかしら?と思ったりしてます。サイトは時々拝見させてもらいます。
返信が遅くなって大変申し訳ありません。
上下セパレートのチャイナ服について、まず上衣のことは「大襟衫」と言います。
「大襟」はチャイナ服独特の斜め開きのデザインを指します、「衫」は上衣のことです。
「旗袍」ならワンピースタイプを指します。
「小凤仙」は恐らく「凤仙襟」のことではないでしょうか、襟のデザインの一種です。
普通のチャイ服は立襟、「凤仙襟」は襟先が丸い形で少し垂れたデザインになります。
それに「凤仙襟」は上下セパレートのものが普通です。
しかし普通の立襟でも上下セパレートのデザインはあります。
台湾の方にお聞きになったとのことで、もしかしたら地域によって呼び方は違うのかも知れません。
今市販の旗袍は「改良旗袍」がほとんどです。
「改良旗袍」とは型紙は西洋のタイトワンピースでデザインだけは旗袍の特徴を取り入れたワンピースです。
従って、どうしてもセクシー、着にくい、動きにくい、水商売っぽく見えてしまいます。
ところが従来の旗袍はかつて中国の女性の日常着として着用されていました。
「改良旗袍」とは根本的な構造や作りが違う為、着心地も大きく異なります。
民国期旗袍の特徴として、平連袖、バストダーツやウエストダーツなし、適度なゆとりを入れ、スリットも膝下までとなります。
だから従来の旗袍は年齢や体型を問わず日常着として着用できるものです。
伝統的な旗袍を作るのはとても難しいです、時間と手間がかかります、それに熟練した技と豊富な経験も必要です。
私は完璧な旗袍を作れるまでまだまだ程遠いですが、日々研究と製作を頑張っていきたいと思います。