平裁旗袍(平連袖旗袍)の練習と研究

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平裁旗袍=平連袖旗袍

伝統的な作り方は直接生地にチャコペンでラインを描いて、バスト、ウエスト、ヒップなどのシルエットはアイロンの熱で生地の地の目を変えて立体的な膨らみと凹みを作ります、型紙の使用はできません。

そして生地の用尺もたくさん必要です、旗袍なら3m、ブラウスなら1.5m。

練習と研究

伝統的な平連袖旗袍を作るのはとても難しくて技術と経験が必要です。

私は未だに生地によって出来上がりが不安定でまだまだ練習と研究が必要です。

伝統的なやり方で商品化にしていくのはとてもコストが高くなります、商品のお値段も高くなります。

平連袖のままでもう少しコストを下げれる方法がないかとずっと考えていました。研究と実験を重ねた結果、袖は連袖のまま、バストダーツと後ろウエストダーツだけ入れることにしました。

連袖の運動量

袖は連袖のままだと運動量が従来の連袖旗袍と変わりません、手の上げ下げはとても楽です。

現代の女性は昔の女性と比べ、バストのサイズが大きくなっています、バストダーツを入れることによってバストラインもきれいに出ます。

また、ふくよかな女性でも後ろのウエスト部分は必ず凹みがあります、後ろウエストダーツを入れることによって女性らしい自然なくびれが出ます。

前ウエストダーツだけ入れない理由は、食事した後を想定して、お腹まわりにゆとりを持たせたいからです。

この形なら型紙を作ることができます、型紙があれば製作のスピードも上がります。

今はLサイズの型紙を研究&製作中。

実験で一着ずつ作って、試着して型紙を修正していきます。ちなみに今は三着目製作中です^^;

Lサイズの型紙が完成すれば、既製品の旗袍を作っていきます、それからMサイズの型紙も作る予定です。

実は自分用に何枚かお気に入りの生地をストックしてあります。しかし、なかなか作る時間はなく、これではたぶん私が死ぬまで全部作り終えることができないでしょうと思ってました。

ちょうどいい機会です(^^)

また新商品ができたら、値段設定の修正もありますので、ご了承ください。

本日のブログにUPした写真は三枚目の実験品です、薄いグリーンの正絹にベージュ色のパイピング、そして私のお気に入りのMOKUBAのレースです。

正絹の反物を使用した平連袖旗袍。©︎atelier-leilei.blog