ただいま連袖ブラウスを製作中です。写真はまだまだ未完成です。
連袖とは袖と身頃がつないでいる、一枚の布から作った服のことです。縫い目は袖下と脇下のみになります、従ってとても着心地の良いチャイナ服です。
洋裁のセットインスリーブ(接袖)が中国に伝わるまではすべてこの連袖タイプでした。
過去も連袖旗袍を作ったことはあると思います、確かに八字襟と後中心に縫い目のあるものでした。実はこちらの斜め開き(大襟)、縫い目は袖下と脇下だけの方が少し難しいです。
八字襟や縫い目の多い連袖は工夫をすれば型紙で作成して保存することができます。
しかし大襟タイプの連袖は伝統的な中国式の裁断方法を用いて直接布の上で操作しなければ作れません。(縫い目は袖下と脇下のみのタイプ)
つまり1着ずつしか作れません。
生地の用尺も普通の接袖旗袍の2倍かかります。
おそらく作る手間とコストなどの原因で、現在ではあまり流通していません、作れる職人も少なくなっています。
しかし私はどうしてもこの形に惹かれます。時間と用尺が2倍かかってもこの連袖を作りたいです。
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