この「手のひらサイズカップ」は昔父方の祖父がよくお酒を呑んでいたカップです。
1980年代初期、当時小学生だった私は両親と兄と父方祖父の五人家族で平屋に住んでました。
祖父が毎日このカップで晩酌をしました。いつも美味しそうに呑んでたから、たまに好奇心で一滴くらい舐めてましたが、とても辛くて不味い思い出しかありません。
祖父は昔の人間なので、男尊女卑の思いが強く、私のことあまり好きではなかった。私もおじいちゃん子ではなかったんです。
母が亡くなって、父も病気の為日本で老後を送ることに決めました。
古い写真や思い出の物だけ選んで日本に持って帰りました。
地元で就職して、地元の人と結婚して、そしてお互いの両親が近くに住んでいる…..そんな人生が羨ましかった。
おじいちゃんとはあまり仲良くなかったんですが、唯一このカップを見ておじいちゃんのことを思い出せます。
今は大事に飾っております。
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