実は急遽8月末に引っ越しました。
交通の便が悪かった為、夫の通勤は大変でした。
別で借りてたアトリエも引き払って、これからはしばらく自宅の一角で作ります(^ ^)
荷解きをしていたら、懐かしい写真が出て来ました。日付けは1991年3月15日、ちなみに私は日本に来たのは1991年8月12日。
当時私は14歳、兄は4歳年上で18歳でした、両親は既に日本で働いてましたので、私たち兄妹はその間叔母さんやお婆ちゃんに面倒を見てもらいました。
嘘みたいな話ですが、私は日本へ行くことは知ってましたが、ただこのまま日本に永住するとは知りませんでした。一時的な旅行だと思っていました。
だから何の心の準備もなく、学校の友達とも別れを告げずそのまま日本に来てしまいました…..
理由は親に追求しなかったけど、大人になってから何となく分かりました。90年代初期の中国は今とは違って、外国へ行くのはすごく大変なことでした。いろんな書類や許可証、証明書などが必要です、あと厄介なのは誰かに告げ口をされたら、出国できなくなる可能性もあります。
18歳の兄は分かっていましたが、やはり14歳の私はまだ子供だったので両親も詳しい説明をしてくれなかった。
今の日本は中国人の観光客で溢れています、どこへ行っても中国語の案内やアナウンサーが流れています。たったの20数年間、長いような短いような、こんなに変わったのはとても不思議に思います。90年代の中国は私の記憶の中からゴッソリ抜けています、多分一番発展したのはこの10年間です。今でも中国に帰ると自分は「時代の迷子」と感じる時があります。
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