これは約3カ月前に初めて作った連袖旗袍です。その頃から真剣に連袖旗袍の研究を始めたのです。
連袖旗袍とは一枚の布から裁断した、袖と身頃がつないでいる旗袍のことです。1940年代頃まで、西洋の洋裁技術が中国に入る前に主にこのスタイルでした。今はもう作れる職人は少なくなりました。
中国の伝統的な裁断方法を使っている為、いろいろ資料を調べたり、試作を作ったり、大変でした。それでも、どうしてもうまくいかず、最終的には自分で考えたやり方でなんとか形にしました。実は後ろ中心に縫い目を入れることによって、少しは簡単にできます。もちろん今はちゃんと裁断方法のナゾは解けました。
久しぶりにこの懐かしい旗袍を出してみましたけど、一文字ボタンの付け方が不細工でした。なので古いボタンを全部取って、新しいボタンを付け直すことにします。
これは商品にはなりませんが、愛着があるので、きれいに付け直して、自分用にします。
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